- Step13 レベルアップ!
- 怒濤の勢いで過ぎていった初級編。中級編のテキストを手渡された時「ナツメさん、もう初心者なんて言えませんよ!今日から経験者です!」と物井先生に告げられたのが嬉しくてたまりませんでした。・・・が、中級のテキストを開くと、譜面が全体的に・・・黒くなっています。音符が倍増していました。これが初心者と経験者の違いなのか・・・!と少しあたふたするナツメをよそに、今日も元気100倍の物井先生。
「ナツメさん!元気ですか!?」ということで、いつも通りにレッスンに入っていきます。(笑)
□挨拶代わりの一発
「ナツメさん、いよいよ中級ですね! ナツメさんならどんどん吹けるようになりますよ!」と前置きもそこそこに、早速新しいテキストを開きます・・・とそこへ、通りすがりの安部哲哉先生が! 企画盛り上げも兼ねて是非一緒に吹いていってください!」と、物井先生、いつものようにニコニコと他の先生を捕まえて練習室に引き込みます。さすがです。
久しぶりのいきなりセッションです! 曲は中級の課題曲からチョイスしてくださるそうで、僕も勉強になります!
(いつの間にか、ちゃっかり観客になっている僕です。笑)
「じゃあ・・・ルパン三世のテーマでいきましょうか!」にっこりほほ笑む物井先生と、頷く安部先生。来ました・・・ルパンです!サックスを始めたら一度吹いてみたいと思っていた憧れの楽曲。サックスを構える両先生・・・音楽スタートです!
これが・・・中級!! カッけぇー!!! - と、感心しつつ、だんだんと『これが…中級…だと…?』と不安な気持ちになってきました。指遣い、テンポ、音の幅・・・初級とは、格段にレベルアップしている印象です。僕にできるんだろうか…。演奏が終わって拍手をする僕の顔は、きっと青ざめていたことでしょう。
- □“ジャズ”サックス
さて、改めての宣言となりますが、僕、ナツメが目指すのは“編集者一のジャズプレーヤー”!! つまりサックスがただ単に吹けるだけではダメなんです。
もちろんそんなことは物井先生も分かっています。ジャズといえばアドリブ。そうです。A・DO・RI・BUです!!(正しくはad libです。笑) 「ナツメさん、これやってみましょう」と物井先生がペラペラとテキストのページをめくり(え、ちょっと、そんなにめくらなくても…)、指差す先には・・・「G Minor Pentatonic Scale」の文字が・・・
G Minor Pentatonic Scale
ソ シ♭ ド レ ファ ソ
ぺ、んたと・・・ペンタトニック?
「『5つの音からなるスケール』をペンタトニックと言います。この5音を駆使してアドリブを吹けば、音をどういう風に組み合わせても良い感じに聴こえてくるという魔法のスケールです!」・・・さすがは物井先生。こういうのを待ってました!! 魔法という言葉にとても弱い僕です。
『ナツメさんなら出来ますよ!』という物井式催眠術にしっかりかかってしまった僕は、言われるがままペンタトニックの音を使ったアドリブを吹く気満々でスタンバイします。「じゃあ、僕と交互に吹いていきましょう。最初は指示出しますけど、途中から・・・ナツメさん、自分のアドリブでやってみてください」。
ということで、初ペンタトニックに挑戦です!! - ・・・・・・はい、全然吹けません。う〜〜〜〜〜悔しい!!
打ちひしがれる僕の隣では、物井先生がとっても楽しそうにアドリブ披露してくださいました。限られた音しか使ってないのに超カッコいいぜ!! 物井先生曰く、「ペンタトニックを使い慣れていくと、いざセッションなんて時にとても役立ちますよ! ナツメさんもこれから人前で吹く機会も増えるかもしれないし(不敵な笑み)」僕は改めて確信を抱きました。『やっぱりジャズはアドリブだ!』と。 「最初はなかなか難しいかと思いますけど、これができるとジャズの扉が大きく開きます!これからレッスン毎に少しずつ練習していきましょう!」
こうして始まったナツメの中級編。正直難しそうとは思いましたが、出来ないとは思っていません。(物井式催眠術のおかげでしょうか)それに、あんな風にカッコ良く吹けるなら、努力は惜しみません!“経験者”ナツメ、一皮剥けてみせます!! - ヤマハテナーサクソフォン YTS-62(今回購入したテナーサックス) ヤマハ製品情報-テナーサクソフォン
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