BLUE GIANT (いつの日か)編集者一のジャズプレーヤーになる…!!

いよいよ始動する『BLUE GIANT』スペシャルコンテンツ。
記念すべき第一弾は、ビッグコミック編集部のホープ・ナツメが、知識も技術もないサックスに挑戦するというチャレンジ企画。ヤマハさんの全面協力とヤマハ大人の音楽レッスン講師・物井光太朗先生の全力指導のもと、編集者一のサックスプレーヤーを目指します!!
完全素人のため、かなり初歩的な内容でも熱く自慢げに語ってしまうこともあると思いますが、その辺りは…どうぞ「全く、カワイイ奴だな」「頑張れ!若造!!」と温かいお気持ちでご覧いただければと思います!!
Step10 スチューデント・ジャズ・フェスティバル
サックスを始めてから、ジャズやサックスの演奏に触れる機会が増えてきたナツメが今回足を運んだのは・・・“スチューデントジャズ”!! 文字通り学生によるジャズ演奏です。お邪魔したのは五反田にある「ゆうぽうとホール」。 こんなに大きな会場でジャズを聴くのは始めてということもありまして、ナツメ大興奮です!!

34組参加のジャズ祭り
1992年から始まった“スチューデント・ジャズ・フェスティバル”は今回で24回目。第1回の参加校は15校、そのほとんどが首都圏からの参加だったのが、毎年少しずつ増え続けて今回は34校!! 首都圏だけでなく東北、甲信越、東海から参加している学校もあるようで、若者のジャズ人口も増加中という事でしょうか!! いいですね。すごくいいと思います。そんなジャズのお祭りは小学生の演奏からスタート! 

ゾロゾロとステージに現れるトップバッターの小学生たち・・・ちょ、ちょっと可愛いんですけど! 楽器に対して身体が小さいこともあって、幼さと可愛らしさが際立ちます。だって僕でも大きいなって感じるテナーサックスを小学生の女の子が持ってるんですよ? 音を出すのがやっとのはずでは・・・

ゴクリ・・・な、何なんだ彼らは!?

なんという根拠のない励ましなんだ! ・・・なんて思ってはいけません(笑)確かにこれまでを振り返っても、基本的には大丈夫でしたもんね!今回も上手くいくことを信じて、レッツトライ!

コード
 上手い!上手すぎる!! 演奏が始まると小学生とは思えない迫力に圧倒されます。小学生らしい可愛らしさや元気の良さを生かしたまま、堂々としたジャズを聴かせてくれます。衣装や演出も各校ごとに工夫されていて、まさしく祭り!観客の心をグッと掴んでいきます。
小学生の演奏が終わり中学生の演奏へ。まだ僅かにあどけなさを残す彼らは、どんな演奏を聴かせてくれるのか・・・小学生の演奏が素晴らしかっただけに、余計に期待が高まります。

おお! これはまた凄い!!

音のキレやノビなど演奏に磨きがかかり、音に奏者の個性が感じられるようになりました。たびたび入るソロも迫力満点です。中学生でこれだけ吹けるなんて・・・この中からリアル宮本大なんか出てくるかも、なんて期待も膨らみます。楽しく真剣に演奏をする学生たちの姿に、時間が過ぎるのも忘れてしまいます。
しばしの休憩を挟んで再開されるジャズフェスティバル。ステージには今までとはオーラの違う学生たちが・・・次は高校生です。

個性あり協調性あり!

もうプロレベル・・・それぞれの音の個性を殺さずに、見事に協調しています。もちろんソロになると各々弾ける。ソロが終わった時「もっと聴きたい!」と思ってしまうほどの、素晴らしい腕前です。完全に魅せられてしまいました。

6時間に及ぶ演奏会でしたが、実感としてはあっという間でした。自分たちのジャズをどう表現するか。どの学校も工夫を凝らしていて、観るのも聴くのも最高に楽しめました。学生の皆さん、素晴らしいジャズをありがとう! 若々しい学生たちのジャズを聴いていみたい、という方はぜひ足を運んでみては!?